寒い夜は、猫の添い寝が有り難い。
夜中、リビングにひと気がなくなり 気温もぐっと下がってくると、うちの猫 (ちびたん) は私たちが眠っている2階の寝室へと移動する。
枕もとにやってきて、”ちょい、ちょい” と、手で布団をひき寄せるしぐさをする。 「中に入れてくれ」 という合図だ。
肩口の布団をめくって中に入れてやると、ぐるっと半回転して、私の腕を枕にして 落ち着く。
ちびたんの背中は冷え切っていて、最初は冷たい。 でも、しばらくすると とんでもなく暖かくなってくる。
異常な寒がりのため、それまで毛布を首に巻きつけるようにして眠っていたのが、肩口をはだけても全然平気になるのだ。 ちびたんと密着して眠っているうちに、うっすらと汗までにじんでくる。
あったかいし、やわらかくて気持ちいいし、私にとっては至福のときなのだ。
さて、今朝がたは何とも嫌な夢を見た。
わが家 (実際の家とは全く違う場所だったが) の周りで火事が起こったのだ。
初めは遠くに赤い炎が見えている程度だったのが、どんどんその火がこちらにせまってくる。 みるみるうちに、家の周りを炎が取り囲んだ。 ガラス窓を通して、熱気が伝わってくる。
熱い!
逃げなくちゃ!!
外に飛び出したところで、目が覚めた。
私はちびたんをしっかりと抱きかかえたまま、額やら首やら背中やら、ダラダラに汗をかいて、汗まみれになっていた。
猫の体温、恐るべしである。


